updated '98 06/15
last modified March 20, 2005

JAZZ REVIEWS (ジャズ・レビュー)8


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    「やっぱり、これは良いよ!?」(4) この一曲で買いです篇
    ジャズの周辺で

(曲名の赤字は推薦)




1 最近の入手ものからいくつかを

 まずは、やはりビッグバンドから 
ON THE EDGE/JOHN FEDCHOCK NEW YORK BIG BAND(RESERVOIR: RSR CD 153)
Players: John Fedchock(tb,ldr), Mark Vinci; Charles Pillow; Jon Gordon; Rich Perry; Rick Margitza; Scott Robinson(sax), Tony Kadleck; Craig Johnson; Greg Gisbert; Scott Wendholt; Barry Ries; Tim Hagans(tp), Keith O'Quinn; David Taylor; George Flynn(tb), Allen Farnham(p), Joel Weiskopf(p), Lynn Seaton(b), Dave Ratajczak(dr), Bobby Sanabria(per), Emedin Rivera(per),

Tunes: On the Edge, Isfahan, That's All Right, Virgo, The Chopper, Ain't Nothin' Nu, Teen Town, Ceora, 111-44, Angel Eyes, The Third Degree,
前回最後のビッグ・バンド特集の勢いで続いてしまいます。The Pratt Brothers Big Bandに加えてまたまたニューヨークから、その名もNew York Big Bandの登場。一人だけメンバーが重なっているだけです。リーダーのJohn Fendchockがアレンジャーということから、ロブ・マッコーネルをどうしても連想するのですが、意識はされていると思われます。ただ、ロブのバンドがJaco Pastriousの曲を取り上げることはないと思いますが。このバンドが半レギュラー化するかどうかは、次の作品が勝負になるんじゃないか。


 次に、やはりビッグバンド
SUMMERTIME/AT BIG BAND DI GIANNI BASSO(FONOLA: CD 1155)
Players: Gianni Basso(ts), Valerio Signetto; Beppe Giurato; Fulvio Albano; Gianfranco Amerio; Guido D'Agostino(sax), Pippo Colucci; Luca Calabrese; Felice Reggio; Gigi Mucciolo; Luigi Galia(tp), Gianni Bogliano; Mauro Parodi; Marco Tempesta; Giorgio Pettenuzzo; Mauro Brignolo(tb), Riccardo Zegna(p), Luciano Milanese(b), Giancarlo Pillot(dr),

Tunes: Groovin' High, Miss Bo, Recorda Me, Solitude, Is That You, Blues Band, Nella, All The Things You Are, Reason, Summertime,
'Groovin' High'が一曲目に入っているからでもないが、ガレスピーのバンドを彷彿とさせる。録音もあの頃のようなとりかたで、好感の持てる一枚。何とも懐かしい雰囲気がこの世紀末に漂っています。テナーのGianni Bassoがリーダーのレギュラー・バンドなのかどうかよくわかりませんが、ガレスピーではなくフランク・フォスターのバンドのイタリア版だと思えば正解か?ガレスピー・バンド程の圧倒的な迫力には及ばないので。ここで演奏されるうちの5曲はDusko Gojkovicのアレンジによるもの。悪くありません。


 さて
OPTIMISM/ONE FOR ALL(SHARP NINE RECORDS: CD 1010-2)
Players: Eric Alexander(ts), Jim Rotondi(tp), Steve Davis(tb), David Hazeltine(p), Peter Washington(b), Joe Farnsworth(dr),

Tunes: Optimism, Stranger in Moscow, Straight Up, All for One, Pearl's, Spring Can Really Hang You up the Most, What Kind of Fool Am I, The Prevaricator, These Foolish Things,
Sharp Nine Recordsから一年前に出された同メンバーによる新録。二、三ヶ月前にレコード会社から電子メールが来て、今度の'One for All'の出来が良いと書いてあったが、つい最近ようやく入手。やっと返事が書けます。確かに全体的な雰囲気が前よりも向上し、グループとしてのまとまりも出てきているように聴きました。とにかく、元気が良いのが一番で、ハード・バップたるものチンタラしててはいけません。ただ、ジャケットがどうにもいただけません。その昔風だと言えばそうなのだが、内容が抜群なだけに惜しいな。


 それから
COJAZZ PLUS VOLUME 2(TCB: TCB 97302)
Players: Andy Scherrer(p), Stephan Kurmann(b), Peter Schmidlin(dr), Willy Kotoun(per),

Tunes: Days of Wine and Roses, The Songman, My Funny Valentine, Waltz for Eric, Estate, Butt, Sketches 1989 Part 1, Sunshower
待望のCOJAZZ第二弾。ベースが替わり、パーカッションが加わった。その軽快さが売り物だから、一曲目はこのグループならではで、パーカッションの参加は無理がない考えである。彼らの音楽の地平線を広げるに良い選択だ。その結実が二曲目。正解だった。でも9年かかるのは長い。Donald Fagenじゃないんだから。もちろん全編COJAZZのサウンドを楽しむことができます。粒だったピアノに時を刻むようなドラム、細かく入り込むパーカッション。全編これおすすめのオン・パレード。待った甲斐があったというものです。


 さらに
COPENHAGEN GROOVE/LARS MOLLER(STUNT RECORDS: STUCD 18902)
Players: Lars Moller(ts), Thomas Clausen(p), Niels-Henning Orsted Pedersen(b), Jimmy Cobb(dr), Joel Weiskopf(p), Ben Wolfe(b),

Tunes: Being There, The Pyramid, Teenage Blues, Ingen Mas(No Sweat), The Night Has A Thousand Eyes, Christmas Waltz, Lower East SideBlues, Invitation,
Lars Mollerのデビュー・アルバム。この人の存在は知りませんでしたし、8曲中5曲がオリジナルということもあったが、バックのトリオ三人がこのメンバーだし、大好きな曲'Invitation'が入っているしで、購入。でも、これ録音は10年前なのですね。馬力に欠けるかなと思うけれども、フレーズはまずくないし、極めた特徴がないのが良い。修行中のコルトレーンと言ってしまえばそうなのですが。ただ、この人のオリジナル曲は悪くないです。最後の二曲はニューヨークでのライブ。スタジオとは少し違う演奏を聴かせます。


 終わりに
ODAHODA/INTERSTRING(IGMOD: IGM49801-2)
Players: Danny Embrey(e-g), Rod Fleeman(a-g), Bob Bowman(b), Todd Starit(dr),

Tunes: Dearly Loved, Swifts, East of the Sun, Odahoda, Prelude to A Kiss, Careful, I Should Care, Defunct, November, Prince, For More,
現在のKansas City Jazz?がここに聴けます。全員、カンザス・シティ在住で活躍する人達らしい。というのは、知らなかったのです。CD番号は後になるが、同じIGMODから出たLaura Cavianiにこのメンバーが加わっていたのを先に聴いていて、購入するきっかけになったからで、この作品ではまるでコンコード作品のよう。'Dearly Loved'など、ハーブ・エリスとバーニー・ケッセルを思い出した。どうもベースのBowmanさんがリーダーらしい。例の如く、録音も良いです。この人達のライブは、結構楽しいかもしれない。


   
2 「やっぱり、これは良いよ!? この一曲で買いです。」(4)

 その1
VOYAGE/GEORGE ROBERT(TCB: TCB95102)
Players: George Robert(as), Dado Moroni(p), Isla Eckinger(b), Peter Schmidlin(dr),

Tunes: Jeanine, Dolphin Dance, Remembering Henri, Voyage, The Village, Upper Manhattan Medical Group, Sandu,
取って置きの一枚を、などと言うと、何枚取って置きがあるのかと聞き返されるかもしれないが、何枚でもあるのです、ジャズ・ファンには。これはローザンヌでのライブ盤。こういうのが出てくるから、資本主義の権化のように買わなければいけないのです。ジョージ・ロバーツは、アルトの音色が良いです、これが一番の買いです。このCDのドラムがPeter Schmidlin、ピアノがDado Moroniだったことも購入の助けになったことは告白しておかねばなりませんが、目当てと関心はただ'Dolphin Dance'を彼がどう演奏しているかでありました。この曲に限らず、すべてが素晴らしい出来で満足、元は取りました。


 その2
PORTRAIT OF MARIAN MCPARTLAND(CONCORD: CCD-4101)
Players: Marian McPartland(p), Jerry Dodgion(as,fl), Jake Hanna(dr), Brian Torff(b),

Tunes: Tell Me A Bedtime Story, It Never Entered My Mind, No Trumps, Wind Flower, I Won't Dance, Spring Can Really Hang You up the Most, Matrix, Time nad Time again,
この前に出たトリオにJerry Dodgionが加わったカルテット。サド&メルでお馴染みの彼ですが、どういう経緯でこのトリオをバックに吹くことになったのだろう。彼女のトリオは結構端整な印象で、良い意味での破綻がなく、まとまり過ぎている気がしていただけにDodgionもおさまってしまっていた。まぁ、それはともかく、'Tell Me A Bedtime Story'なんて滅多に聴けないハンコックの曲。特に、この曲でのDodgionのソロが素晴らしい。彼やFrank Strozierなんかは、大勢の中に埋もれてしまうのは実に残念だと思うのですが。ところで、イギリス人の実力派Brian Torffは今どうしているのでしょう。


 その3
THE THREE (EAST WIND: EJD-3064)
Players: Joe Sample(p), Ray Brown(b), Shelly Manne(dr),

Tunes: Yearnin', On Green Dolphin Street, Satin Doll, Manha de Carnaval, 'Round Midnight, Funky Blues,
1970年代後半、ダイレクト・カッティングが流行った時代の録音。珍しく日本制作盤を取り上げました。クルセイダーズで活躍のジョー・サンプルにピアノ・トリオを弾かせたのがミソ。オリヴァー・ネルソンの'Yearnin'をはじめどれもいいんだけれど、この'On Green Dolphin Street'が大好きで、重量感のあるスインギーなピアノ、どっしりとしたベース、跳んで跳ねるドラム、当時これとアート・ファーマーの'Summer Knows'はジャズ喫茶でよく聴きました。それにしても思うは、シェリィ・マンのドラムで、これほど唄ってくれるドラマーが最近いないのは淋しい限りです。Joe Sample、おすすめですよ。


 その4
A SUMMER THING/ZOOT SIMS(LASERLIGHT: 15 754)
Players: Zoot Sims(ts), Bucky Pizzarelli(g), Milt Hinton(b), Buddy Rich(dr),

Tunes: Summerset, Honeysuckle Rose, A Summer Thing, Somebody Loves Me, Gee Baby Ain't I Good to You, Nirvana, Indiana, Memories of You, Come Rain or Come Shine, Up A Lazy River, Send in the Clowns,
この作品、ジャケットが違ったり、形を変えて出ているのですが、内容は同一です。「ダウン・ホーム」までは行きませんが、全編スウィンガー、ズート・シムズが楽しめます。バディ・リッチも強力だし、ミルト・ヒントンのベースがこれまた抜群で、ピザレリのギターがズートにピッタリ。ポール・デスモンドにジム・ホールが合うように、ズートにはピザレリがいい。この二人のデュオのライブもあります(Storyville盤)。お気に入りは'Honeysuckle Rose'で、テナーとギターのデュオから入って、ベース、ドラムが加わり、リズムを刻んでいたギターが解放される瞬間のスリル感が堪らなく楽しさがこみ上げる。


 その5
MONN AND SAND/KENNY BURRELL(CONCORD: CCD-4121)
Players: Kenny Burrell(g), Roy McCurdy(dr), John Heard(b), Kenneth Nash(per),

Tunes: Monn and Sand, My Ship, For Once in My Life, U.M.M.G., Blue Bossa, Stolen Moments, Love for Sale, Lost in the Stars,
いやぁ、かれこれもう20年前位になるんですねぇ。これを初めて聴いたのは。忘れもしない、金沢の「もっきりや」の2階のレコード店。暑い夏の昼下がりでした。その時間と空間への密接度に、思わず購入。もちろん、当時はアナログ。それから長い年月を経て、去年のあるコンサートで、バレルがソロでこの'Moon and Sand'を弾いてくれた時は単純にも感激してしまった。当たり前だと言えばそうだが、生ギターを弾く時と電気ギターを弾く時とで印象が異なる。生ギターの方が、彼の演奏の持つ翳りがより強く出るようだ。でも、4曲目で電気の音を聴くと、何とはなしに安心感みたいなものを感じるのは何故?



3 ジャズの周辺で

 ジャズばかりを聴いているわけではないことの証明を。
 しかし、実際はジャズからの脱出不能を告白しているだけのような気がするが・・・

STANDARD TIME/SAM HARRIS(FINER ARTS RECORDS: FA9719)
Players: Sam Harris(vo), et al.

Tunes: Let Me Sing, Let's Call the Whole Thing off, Who Can I Turn to, That's All, Blue Skies, Moon River, Ac-Cent-tchu-ate the Positive, Blame It on My Youth, I Gotta Right to sing the Blues, Stormy Weather, Drinking again, Over the Rainbow, Sentimental Journey, I'm Packing up My Grip,
いやぁ〜、サム・ハリスですよ。御存知ですか?っていう感じ?これは昨年、購入したもの。録音も1997年です。どうしてたのでしょうねぇ。ただ、こちらが情報を持たなかっただけなのかもしれませんが・・。あのMOTOWNからデビューした、たぶん唯一の白人ヴォーカリスト。84年、85年と二枚のアルバムを出した後、僕にとっては行方不明になっていた。で、確かSFOのVirgin Megastoreだったと思う、発見した時には懐かしさに落涙ってことはないが、思わず「あぁ〜」。デビュー時には高校生のようだった少年がさすがに渋い青年の容貌になっている。 でも、キーの高いあのヴォイスは健在で、十数年のブランクは吹っ飛んだけれど。そのキーで、やや変態?気味の'That's All'が聴けます。この路線で行くのかなぁ、やや心配の今日この頃です。

2
12 STANDARDS/V.A.(STOCKHOLM RECORDS: 531 660-2)
Players: Jennifer Brown(vo), Lisa Nilsson(vo), Stakka Bo(vo), Nina Persson(vo), Olle Ljungstrom(vo), Papa Dee(vo), Fleshquartet & Freddie Wadling(vo), Nils Landgren(vo), Sharon Dyall & Magnum Coltrane Price(vo), Viktoria Tolstoy(vo), Titiyo(vo), Sara Isaksson(vo),

Tunes: God Bless the Child, You Don't Know What Love Is, Don't Explain, Desafinado, My Funny Valentine, The Thrill Is Gone, Yesterdays, I Mean You, For All We Know, Invitation, The Very Thought of You, Never Will I Marry,
これは話題になっていたように思います。スウェーデンのジャズマンでないミュージッシャンたちが、いわゆるジャズ・スタンダードを唄った特別編集もの。シンディ・ローパーやブルース・スプリングスティーンが集まってジャズ・アルバムを制作したようなものでしょうか。全部が全部、上出来とは言えないですが、やはりはまっているのはカーディガンズのNina Perssonが歌う'Desafinado'。ボサノヴァを選択した時点で勝負あったと思いますが。まぁ、考えてみれば、彼女の'You Don't Know What Love Is'も、ちょっとねぇ。また、この国の音楽水準の高さを聴かせてくれたと思われる'I Mean You'など、実に楽しいし、逆にモンクの曲の普遍性をも示してくれた。普段ロックやってる連中集めて、日本でこんなこと簡単にできるのだろうか。

3
THE NIGHTFLY/DONALD FAGEN(WARNER BROS.: 20P2-2041)
Players: Donald Fagen(key., vo), Greg Phillinganes(key.), Hugh McCracken(g), Anthony Jackson(b), Randy Brecker(tp), Michael Brecker(ts), Larry Carlton(g), Rick Derringer(g), Jeff Porcaro(dr), Chuck Rainey(b), Michael Omartin(p), Steve Khan(g), et al.

Tunes: I.G.Y., Green Flower Street, Ruby Baby, Maxine, New Frontier, The Nightfly, The Goodbye Look, Walk Between Raindrops,
こういう特集を組んだ際には出さざるを得ない、取って置きの一枚。よく無人島に持っていく一枚というのがあるが、此処にあるのは音楽以外の何物でもなく、僕にとっては奇跡のアルバムであって、これを持っていくことに決めている。と言っても、旅行などに出かけるときに持っていったことはないのだが。じゃ、何だということになるが、今持っているLPやCDを一枚だけ残せることになった場合という意味で。閑話休題。一曲以外はオリジナル作品ですが、ジャズの香り漂う最後の二曲はメル・トーメが取り上げて歌っています。Donald Fagenのヴォーカルは決してうまいとは言えませんが、一度はまると抜けられません。スティーリィ・ダン時代から慣らされているこの耳にとっては。しかし、古さなど微塵も感じられないのは僕だけか?

4
PHOEBE SNOW/PHOEBE SNOW(SHELTER RECORDS: SRZ-8004)
Players: Phoebe Snow(vo,g), Steve Burgh(g), Teddy Wison(p), Chuck Domanico(b), Ralph MacDonald(per), Zoot Sims(ts), Bob James(key), Steve Mosley(dr), David Bromberg(g), Chuck Israels(b), Dave Mason(g), The Persuasions(vols),

Tunes: Good Times, Harpo's Blues, Poetry Man, Either or Both, San Francisco Bay Blues, I Don't Want The Night to End, Take Your Children Home, It Must Be Sunday, No Show Tonight,
1974年の作品で、古いものを取り出していると思われるとその通りで、拝復もできないですが。ジャズをまだ本腰で聴いていない頃で、後からヴェテラン・ジャズマンがサポートしていることを知った次第。間奏で聴かれるテナー・ソロなどZoot Sims以外の何物でもなく、'Harpo's Blues'ではピアノが何とTeddy Wilsonですよ!彼女の特徴的な声質と独特な唄い回しで、トレーシィ・チャップマンにまで繋がる系譜の一人と考えて良いと思う。ここに録音されているどの曲をとっても素晴らしく、ジャズ、カントリー、ブルーズの融合とも言える音楽が聞かれるが、素朴で優しく、洗練されている楽曲となっているのは、Phil Ramoneの為せる技か?ちなみに、'Poetry Man'は日本ではそうではないが、アメリカではトップテンに入る大ヒットとなった。

5
PIANO & VOICE/HUE & CRY(PERMANENT: PERMCD 39)
Players: Pat Kane(vo), Greg Kane(key),

Tunes: Till You Cone back to Me, Do Nothing 'til You Hear from Me, Send in the Clowns, Jute Mill Song, She Makes A Sound, Human Touch, Sweet Heart of Jesus, Martha, Mary Mary, I Am John's Heart, Violently,
スコットランドはグラスゴーの兄弟。'Seduced and Abandoned'でデビューして11年が経過して、そのスタイルに変化なく、活動の拠点をグラスゴーから移動することもない。とにかく、Pat Kaneのヴォーカルに魅かれて11年。癖があるようで癖のない艶やかなヴォーカル・スタイル、その唄い回しをじっくりと味わえるだろうということで、正真正銘二人だけのデュオ・アルバムをあげてみました。もっとソウルフルでパンチのある彼を聴きたいのであれば、デビューから数作品を。そちらは軽快に飛ばしています。以前にも'Round Midnight'などを取り上げていましたが、この作品でも自分たちのオリジナルに拘らず、取り上げています。サイモンのギターとガーファンクルの声だけでS&Gだったように、グレッグのピアノとパットの声だけでH&C。(近日H&Cをポピュラー音楽のページで扱う予定)
 
  今回はここまで。
  では、また次回。
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