updated '98 05/15
modified March 10, 2001

JAZZ REVIEWS (ジャズ・レビュー)7


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    たまには管楽器奏者がメインで
    「やっぱり、これは良いよ!?」(3)
    気分はもう夏、BIG BandでGO
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(曲名の赤字は推薦)




1 たまには管楽器奏者がメインで

 まずは、 
WHY NOT/JOE MAGNARELLI 5(CRISS CROSS: CRISS 1104 CD)
Players: Joe Magnarelli(tp), Eric Alexander(ts), Renee Rosnes(p), Peter Washington(b), Kenny Washington(dr), Daniel C. Sadownick(per),

Tunes: Cupbearers, How Deep Is the Ocean, Bella Carolina, After You've Gone, When Your Lover Has Gone, Stroyteller, Y-Not, Blues for B.G.,
秋吉=タバキン楽団のメンバー、Joe Magnarelliのクリスクロスでの初リーダー作と思うが、上出来のハード・バップ・セッションになっています。すでに30代半ばを過ぎてようやく認知されてきたというところでしょうか、ハード・バップ期に活躍したトランペッターたちの雰囲気と音色とを継承して聴かせてくれています。アップテンポの曲ももちろんですが、バラードにおける表現力の確かさは特筆ものです。ただ、これを購入した時のお目当てはEric Alexanderだったことはここで告白しておかねばなりません。といっても、これ以降Joe Magnarelliの名前は脳裏に刻み込まれ、既に紹介したNY Hardbop Quintetに彼の名前を見つけ購入したりと、信頼できる必勝が見込めるジャズマンとなっている。


 次に
THE JAUNT/STEVE DAVIS QUINTET(CRISS CROSS: CRISS 1113 CD)
Players: Steve Davis(tb), Eric Alexander(ts), Mike DiRubbo(as), Bruce Barth(p), Ugonna Okegwo(b), Eric McPherson(dr),

Tunes: Blues for Ant-Man, Angel Eyes, Nobody Knows The Trouble I've Seen, The Jaunt, J Mac's Dream, I Din't Know What Time It Was, Little Dreams, 26-2, The King Is The Man Who Can,
重なってしまったけれども、Steve Davisのクリスクロス・デビュー作。これもEric目当てで購入したもので、Davisの名前はやはり知らなかった。ライナーによると、大学時代の先生がJackie McLeanで、彼の推薦によりアート・ブレイキーの最後のトロンボニストとなった。やはり、トランペットもそうだが、トロンボーンも音量が豊かで鳴らないといけない。一聴してCurtis Fullerの系列にあることがわかります。個人的には日本の中川英二郎がいま一番だと思っているが、一世代ほど上になるDavisもかなり良いです。ピアノのBruce Barthは、今一つ良くわからないところが彼のリーダー作を聴いてもあるのですが、"Nobody Knows"のピアノには意外にも「へぇ〜」と思ってしまいました。よければ、メッセンンジャーズ・セッションとなっている二作目の「DIG DEEP」も。


 さて
MONK & MORE/CHRISTER BOUSTEDT(DRAGON: DRCD 282)
Players: Christer Boustedt(as), Ake Johansson(p), Ivar Lindell(b), Gilbert Matthews(dr), Bosse Broberg(tp),

Tunes: Trinkle Tinkle, Pannonica, Straight No Chaser, Reflections, Gallop's Gallop, Ruby My Dear, Well You Needn't, Monk's Mood, Four in One, Spontaneous Combustion,
1984年の録音。もちろんモンクへのトリビュート。ただ、この2年後にBoustedtは47歳で亡くなってしまった。惜しいジャズマンを我々は失ってしまっている。アルトの音色自体はキャノンボールを彷彿とさせるが、演奏しているのがモンクの曲だからだろうか、曲によっては少し変態気味のキャノンボールという気がしないでもない。フィル・ウッズかなぁ。聴いててあらためて感じるのは、モンクやエリントンの曲は誰がどうしようと、どうしようもなくモンクでありエリントンだということ。ただ、アドリブ自体はストレートに吹いている。あ、渡辺貞夫を思い出し、生きていたら、どこかで一緒に吹いてもらいたかったという気にもなった。ピアノのJohanssonもOKです。


 それから
TOUGH TENORS BACK AGAIN ! /JOHNNY GRIFFIN & EDDIE 'LOCKJAW' DAVIS(STORYVILLE: STCD 8298)
Players: Johnny Griffin(ts), Eddie 'Lockjaw' Davis(ts), Harry Picken(p), Curtis Lundy(b), Kenny Washington(dr),

Tunes: Blues Up And Down, Oh Gee, Call It What You Wanna, Funky Fluke, Hey Lock, Lester Leaps In, Intermission Riff,
1984年コペンハーゲンのモンマルトルでのライブ。グリフィンとロックジョーはもともとペアで活動していた時期もあり、その再現ライブというわけである。タフ・テナーはその豪快さと粗雑さが売りで、最初の何曲かは「イェイ〜」と聴いていられるのだけれど、やはりこれが70分続くと辛いものがあるのは否めない。繊細さなど微塵もない、音のごり押しは、と言っても、決して嫌いではないから困ったものである。つい買ってしまうのだ。ここにしっとりとしたバラードでも挟まっていればまだしも、これでもかとばかりに押しまくってくるのは正直、疲れる。実は、購入の決めては、フロントの二人でなく、ドラムがKenny Washingtonだったことにある。グリフィンに鍛えられていた頃の、彼の真摯なドラムを聴くことができる。


 さらに
THE TRUMPET KINGS AT MONTREUX '75(OJC: OJCCD-445-2)
Players: Dizzy Gillespie(tp), Roy Eldridge(tp), Clark Terry(tp), Oscar Peterson(p), Niels Pedersen(b), Louie Bellson(dr),

Tunes: Montreux Blues, There Is No Greater Love, Lullaby of the Leaves, On the Alamo, Blues for Norman, Indiana,
ついでに、1975年パブロのモントルー・ライブの一つを。どう聴いても、粗雑なジャム・セッションの域を出ないのではあるが、「俺たちはジャズだ」とでも言わんばかりに聴かせられると「は、はぁ〜」と頭を垂れるしかない。でも、大好きなのですよ。このCD化の際には、アナログには入っていなかった(別編集盤に入っていた)Lullaby of the Leavesがおまけになっている。最近出た同年のピーターソンのセットにおまけがないのは何故?あのWoody'n Youが良いのに。閑話休題。Eldridgeは同年のベイシー・ジャムよりは音が出ている。ガレスピーとテリィは相変わらず。一連の75年のセットを聴いて思うが、ペデルセンとベルソンのリズム隊は他の人たちと比べて実にタイト。しかし、実に楽しげだなぁと思う、ブルースまで唄い始めるしまつ。映像が欲しい。


 終わりに
WHAT'S NEW/SWEDISH SWING SOCIETY(SITTEL: SITCD 9235)
Players: Ulf Johansson(tb,vo,p), Bjorn Sjodin(dr), Antti Sparpila(cl,p), Lars Erstrand(vib),

Tunes: What's New, Lena The Queen from Palesteena, Deep Purple, Jump for Joy, Anything Goes, Swing in F, Everyting Is Fine, Darn That Dream, You Will Always Be Mine, Limehouse Blues, Someday Sweetheart, Swing That Music, All The Things You Are, S.S.S. Blues, Large Listed 70-Up, Tiger Rag,
え〜、唐突ですが、スイングです。まぁ言ってみれば、スウェーデンの北村英治カルテットでしょうか。グッドマンのフォーマットですが。ジャズを聴きだした頃はこうしたスイング系ジャズも結構聴いたのですが、最近はとんとご無沙汰だったので、録音の良さもあって新鮮な感じで聴くことができました。1970年代にルビィ・ブラフやスコット・ハミルトンを聴いたときのような新鮮さでしょうか。こういうタイプのジャズを聴くにつけ、思うのはメロディの大切さだと言うと大袈裟になるけれども、「ああこの曲はこういうメロディだったなぁ」とやはり思うわけです。MJQも、もしかしたらモダン・ジャズ期にメロディをきちんと聴かせんがためにああいうスタイルをとったのかもしれない。推薦曲は、個人的に大好きな曲なので。


   
2 「やっぱり、これは良いよ!?」(3)

 その1
STANDARDS/BIRELI LAGRENE(BLUE NOTE: 7802512)
Players: Bireli Lagrene(g), Niels Henning-Orsted Pedersen(b), Andre Ceccarelli(dr),

Tunes: C'est Si Bon, Softly as in a Morning Sunrise, Days of Wine and Roses, Stella by Starlight, Smile, Autumn Leaves, Teach Me Tonight, Donna Lee, Body and Soul, Ornithology, How Insensitive, Nuages,
確か、このスタンダード曲ばかりでライヴ盤があったように思いますが、これはスタジオ録音盤です。テクニックに優れたトリオなので、手数の競い合いといった印象もなくはないのだけれども、それはそれ、いい案配でバランスがとれている。ベースラインがしっかりしていて、ドラムとギターは安心してのっかっていられるという訳でしょうか。音のピックアップがやはり現代的でおもしろく、アップテンポの曲などではその疾走感が少なからず魅力になっていると思います。ライブ盤よりはこのスタジオ盤の方が録音は先です。


 その2
BALLADS/PAOLO FRESU QUINTET(SPLASC(H): CDH 366-2)
Players:Paolo Fresu(tp), Tino Tracanna(ts), Roberto Cipelli(p), Attilio Zanchi(b), Ettore Fioravanti(dr),

Tunes: When Sunny Gets Blue, In a Sentimental Mood, Star Crossed Lovers, Monk's Mood, Darn That Dream, Fall, Duke, Duke Ellington's Sound of Love, I Thought about You, I'm a Fool to Want You, Goodbye Pork Pie Hat, Sail Away,
以前のバラード集ではみ出してしまった一枚。もちろん、バラードのオンパレード。よく知られたスタンダードと、ジャズマンのオリジナルがアクセントになってあまり飽きがこない。ピアノのRoberto Cipelliがいい。当初ベースとテナーの甘い録音にやや難点があるような印象を持ったが、聴き直してみて、全体的な雰囲気からいえば充分楽しめる内容になっている。これは拾いものだと思って一枚いかがでしょうか。トランペットはほとんどミュート。大好きな"Star Crossed "ではなく、トム・ハレルの曲を推薦にしました。


 その3
THE WRIGHT APPROACH/DEMPSEY WRIGHT(V.S.O.P.: V.S.O.P.#57 CD)
Players: Dempsey Wright(g), Richie Kamuca(ts), Victor Feldman(vib,p), Ben Tucker(b), Stan Levy(dr),

Tunes: Something for Lisa, Easy to Love,Thanks for the Memory, 9:20 Special, Swingin' the Blues, Indian Summer, Taps Miller,
チャーリー・クリスチャン、バーニー・ケッセルと同じくオクラホマの出身だそうだが、この人は知りませんでした。これを購入したのはRichie Kamucaが入っていたからだったのですが、リーダーのギター自体は決して悪いわけではありません。僕にとってはハワード・ロバーツやエディ・デュラン、マンデル・ロウあたりを聴くのと何ら変わりありません。お目当てだったKamucaはバリバリに吹きまくっている頃で、晩年のフレーズは相変わらず良いが音が出ないといった事情とはわけが違い、神々しいまでに躍動している。


 その4
THE GREAT FONTANA/CARL FONTANA(UPTOWN: UPCD27.28)
Players: Carl Fontana(tb), Al Cohn(ts), Richard Wyands(p), Ray Drummond(b), Akira Tana(dr),

Tunes: Shoutin' on a Riff, It Might as well Be Spring, Soon, I Thought about You, Showcase, Polka Dots and Moobeams, Always, Expubident, What's New, America the Beautiful,
いわゆるコンコード系のモダン・スイングですが、録音はブルーノートの技術主任たるヴァン・ゲルダー。カール・フォンタナはほとんどビッグ・バンドで過ごしてきた人で、ラニー・モーガンに似てリーダーのアルバムは少ないと思います。音の線自体は太くはないように思いますが、トロンボーンの持つ魅力に溢れています。参加しているメンバーすべて良く、特にピアノのRichard Wyandsの調子が上々で、最近のハードバップ・セッションとはまた違う、素晴らしいソロを聴かせます。中古店かセールの箱で捜して下さい。


 その5
TOO MUCH, BABY/PETE JOLLY(COLUMBIA: COL 477338 2)
Players: Pete Jolly(p), Chuck Berghoffer(b), Nicholas Martinis(dr),

Tunes: I'm All Smiles, One Morning in May, If I Ruled The World, Telephone Song, Some Time ago, Same Ol' Huckleberry Finn, Do I Hear A Waltz, I'm Getting Sentimental over You, Favela, On A Wonderful Day like Today,
え〜、ピート・ジョリィですけれども、2年くらい前でしたか、"Yours Truly"が話題になりましたが、あれより(その後の"YEAH"より)さらに「甘い」スイングするピアノが聴けます。軟弱なジャケットと皮肉?なタイトルが象徴している気がしないでもない。ただ、こういうピアノは嫌いではないので、というより好きなので、取り上げても良いかなと考えた次第です。ピアノに好き嫌いはあるかもしれないが、ここで演奏されているどの曲にしろとてもチャーミングで、"One Morning in May"なんてこれで初めて知ったのです。



3 気分はもう夏、BIG BandでGO

DYNAMITE!/LOUIE BELLSON BIG BAND(CONCORD: CCD-4105)
Players: Louie Bellson(dr), Frank Collett(p), John Williams Jr.(b), John Chiodini(g), Jack Arnold(per), Nelson Hatt(tp), Walt Johnson(tp), Ron King(tp), Bobby Shew(tp), John Thomas(tp), Nick DiMaio(tb), Dana Hughes(tb), Alan Kaplan(tb), Bob Payne(tb), Dick Spencer(as,cl,fl), Matt Catingub(as,cl,fl), Andrew Mackintosh(bs), Gordon Goodwin(ts), Don Menza(ts),

Tunes: Sambandrea Swing, Deliverance, Concord Blues for Blue, Cinderella's Waltz, Wher Did You Go ?, Explosion,
お馴染みベルソンのバンドで、1979年コンコードでのライヴ。ベルソンはコンコードに何枚か録音しているけれども、未CD化に良い作品がある。これもようやくCD化されたもの。すべての楽曲が良く、すべてのソロイストが良く、特に最近聴くことのないDick Spencerが貴重品になってしまった。Frank Colletはこの後サラ・ヴォーンの伴奏者になり、Matt Catingubは自己のバンドを率いている。John Chiodiniはどうしたんだろう。これは夏にもってこいのCDで、実際夏季限定で聴いています。

2
TREASURE CHEST/THE BOB FLORENCE LIMITED EDITION(USA: USACD-680)
Players: Lanny Morgan(as,ss,fl,cl), Kim Richmond(as,ss,fl,cl), Dick Mitchell(ts,fl,cl), Bob Militello(ts,cl), Bob Efford(bs,b-cl), John Lowe(bs,a-cl), George Graham(tp,flh), Charley Davis(tp,flh), Warren Luening(tp,flh), Steve Huffsteter(tp,flh), Larry Ford(tp,flh), Rick Culver(tb), Charlie Loper(tb), Rob McConnell(v-tb), Don Waldrop(b-tb), Bob Florence(p,e-p,syn), Tom Warrington(b,e-b), Peter Donald(dr), Luis Conte(per),

Tunes: Out of This World, Main Stem, Body and Soul, Chicago, A Means to a Beginning, A Song for Barbara, Night in Winsor, The Big Band Treasure Chest,
ウエスト・コーストを中心に長らく活躍しているボブ・フローレンスのバンドは、かなりの枚数の録音を残している。まだラニー・モーガンが在籍していた頃の録音で、この後出てくるRob McConnellもいた。モダンで、アレンジを重視しながらもソロの比重もかなりある、ウエスト・コーストのバンドの歴史を引き継いでいる。TRENDあたりから出ていた頃にも良い作品が残されている("live at Concerts by the Sea"とか)ので、是非。ただ、スカッとする豪快さの点では少し欠けるきらいがあるかも。

3
OUR 25TH YEAR/ROB McCONNELL & THE BOSS BRASS(CONCORD: CCD-4559)
Players: Moe Koffman(as,ss,fl,cl), John Johnson(as,fl,cl), Eugene Amaro(ts,fl,cl), Rick Wilkins(ts,cl), Bob Leonard(fl,cl,bs,b-cl), Arnie Chycoski(tp,flh), Steve McDade(tp,flh), John MacLeod(tp,flh), Guido Basso(tp,flh), Dave Woods(tp,flh), Rob McConnell(v-tb), Ian McDougall(tb), Bob Livingston(tb), Jerry Johnson(tb), Ernie Pattison(b-tb), Ed Bickert(g), Steve Wallace(b), Don Thompson(p), Terry Clarke(dr), Brian Leonard(per), Gary Pattison(frn), James MacDonald(hrn),

Tunes: 4 B. C., Imagination, What Am I Here for ?, Just Tell Me Yes or No, Riffs I Have Known, T. O. 2, Nightfall, Broadway, My Bells, Flying Home,
こちらはカナダのトロント、モントリオール周辺のメンバーを中心としたボス・ブラス。メル・トーメ以来コンコードから新譜が出るようになり、これはバンドの25周年記念CD。このバンドもかなりの枚数があり、未CD化の"TRIBUTE"が一番のお気に入りなのだが、その中の"My Bell"がリメイクされているのでこれをあげた。あの時にはベースを弾いていたDon Tompsonがここではピアノを弾いています。他にも、フィル・ウッズが加わったImpulse盤などもかなり楽しめる内容になっているので是非。

4
HELLO REV/BILL BERRY'S L.A. BIG BAND(CONCORD: CCD-4027)
Players: Bill Berry(tp), Cat Anderson(tp), Gene Goe(tp), Blue Mitchell(tp), Jack Sheldon(tp,vo), Britt Woodman(tb), Jimmy Cleveland(tb), Benny Powell(tb), Tricky Lofton(tb), Marshal Royal(as), Lanny Morgan(as), Richie Kamuca(ts), Don Menza(ts), Jack Nimitz(bs), Monty Budwig(b), Dave Frishberg(p), Frank Capp(dr)

Tunes: Hello Rev, Star Crossed Lovers, The Bink and How, Earl, A little Song for Mex, Tulip or Turnip, Boy Meets Horn, Cotton Tail,
緻密なアレンジは脇に置いて、豪快さ、豪放さの点では今回の中では随一。ジャガーノート・バンドのライヴァル。何人も重なっているが、とにかくメンバーが豪華。秋吉敏子さんが「このメンバーならリハーサルはいらないわね」と言ったとか。ラニー・モーガンはソロもとらせてもらえない。このコンサートの雰囲気を掴んで録音したPhil Edwardsは相変わらず素晴らしい。CD化に際してジャケットのデザインが変わってしまったのは残念。このバンドもメンバー変わりながら、現在も活動中。

5
SPACE AVAILABLE/BILL WATROUS BIG BAND(DOUBLE-TIME: DTRCD-124)
Players: Bill Watrous(tb), Dennis Farias(tp), Wayne Bergeron(tp), Bob Summers(tp), Darrel Gardiner(tp), Steve Huffsteter(tp), Doug Inman(tb), Bob McChesney(tb), Wendell Kelly(tb), Rich Bullock(tb), Sal Lozano, Phil Feather, Bill Liston, Gene Burkurt, Bob Carr(sax), Shelly Berg(p), Trey Henry(b), Randy Drake(dr),

Tunes: Space Available, The Road Goes Ever Onward, It'll Count If It Goes, My Foolish Heart, Mama Lama Samba, My Romance, I Got D'zzzs, Village Dance,
上の4にも入っているBill Watrousのバンドで、近年のビッグバンドものでも出色の出来。とにかく元気なバンドで、取り上げているGoodwinやKubisの曲もこのバンドに似合っている。Watrousも含めて数人しか知らないけれども、ソロイストはいずれも実力者で、ドラマーも良い。難しいかもしれないけれど、学生バンドあたりに取り上げられてもおかしくない。ジャズマンのオリジナルはいずれも推薦に値しますが、Sal Lozanoのソプラノが素晴らしいラストをあげておきます。是非、試聴を。
 
  今回はここまで。
  では、また次回。
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