| SIDE 2 / THIS SIDE UP (UNTRAINED DOG : UNDO_CD_82703) 2011 |
| Players: Rich
Ruttenberg(p), Joel Hamilton(b), Jerry Kalaf(dr), Bob Sheppard(ts), |
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| Tunes: I Got
It Bad and That Ain’t Good, Niki’s Waltz, Birdbrain, Not Knowing, Brooklyn
Heights, She Loves You, On the Sunny Side of the Street, |
| 一曲目から快調で、この曲のメロディをこんな風に演奏する仕方もあったんだなぁと思わず膝を打つ、というか打たざるを得ないよ(by キャプテン渡辺)。前作もそうであるように、この軽やかさ加減が持ち味なんだと思う。2曲目のワルツは決して軽やかというわけでなく、どちらか云えばもったりした3拍子なんだけれども、それでもふわっ~とした印象(軽薄といった意味でなく)。ベース・ソロ以降が特に良いです。あっという間に3曲目に到達していて、このピアノに、このベースで、このドラムを再認識。何か往年の11PMのテーマのような感じの軽快な曲。ここまでで一つの区切りになる。4曲目はどういうわけかシンセが使用され、だからどうしたと突っ込まざるを得ず、使いたかったんでしょうかねえ。彼らトリオの世界観が広がるとは思えないし、5曲目のカルテットへの露払いと思っておきましょう。以降は、ピアノのタッチが重くなっているし、ベースも重心が下がったような印象あり。淡々としているといえばそうなので、熱い演奏を期待している向きには果たして・・・・・。僕は大好きです。 |
| TIME WILL TELL/ PER DANIELSSON TRIO (Random Act Records: RAR1006CD) 2011 |
| Players: Per Danielsson(p), Richard Drexler(b), Marty Morell(dr), |
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| Tunes: Outposted, Contrast, Yesterday’s Gardenias, Time Will Tell, My
Wish, Here’s That Rainy Day, Second Chance, Song for Bill, In Your Own Sweet
Way, Heart Communion, Step by Step, Old Folks, |
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オリジナル各曲のテーマはあまり面白く思わなかったのですが、ピアノのラインが綺麗に流れるので、といっても流されているわけでもなく、何とはなしに聴いてしまう。ピアノの右手シングルトーンの奏でが(左手もけっこう強いですが)、実に爽やかということ、どう聴いてもジャズピアノだということもあるのでしょうが、おそらくは、トリオとしてのまとまりの良さの故ではないか。ベースの音も良いし、ドラムも実に堅実で、良くも悪くも破綻がない。一番長尺で、普通は、動か静かで云えば、静寄りで演奏される”Here’s
That Rainy Day”を何か中途半端なテンポで演奏しているのですが、ここまでこのトリオを聴いてくると(つまりすでに嵌っている)、実に調子よく演奏しているように聞こえてくる。静謐なピアノはソロかと思われた”Song
for Bill”(ソロは”Step
by Step”)で、その反対にオーソドックスなジャズ・ピアノ・トリオは次の曲で聴くことが出来ます。あまりオーソドックスなものもちょっと、かといってモード系も苦手で、今まで未聴のアーティストを聴きたいというわがままなお願いにはピッタリかもしれない。
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| MOOD INDIGO / JOOP VAN DEUREN TRIO ( : ) 2010 |
| Players:
Joop van Deuren(p), Hans Beun(dr), Erik Robaard(b), |
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| Tunes: I’ll Remember April, Mood Indigo, But Not for Me, Impro on
Anything but Love, Little Sunflower, You’d Be So Nice to Come Home to, In My
Solitude, Blues for Alex, Emily, Who Can I Turn to, Briguinha de Musicos, |
| 上記2枚やIgnasi Terrazaなどを聴くリスナーには既におなじみのピアノ・トリオかもしれません。雰囲気あるジャケットで、聴く前から気持ちを上げてくれた前作のそれに比べると、今回は「?」ナンダこれはと言わざるを得ないのですが、演奏は期待に十分応えてくれる内容となっています。冒頭から、”I’ll Remember April”はやっぱりこうだろうと云わんばかりに、単音を丹念に重ね連ねていく、変わらない演奏スタイルとフレーズ作りにホッとする。そういえば、オランダの大先輩にL・V・ダイクがいました。前作の”Autumn Leaves”や”Body and Soul”のようなクラシカルな導入パターンの”Mood Indigo”や”You’d Be So ~”などリスナー心を擽る。映画のテーマ曲のような”Little Sunflower”も創造力を刺激する。まあ、パターンと言えばパターンではあるのですが、この曲をどんな風に聴かせてくれるのだろうと期待を抱かせるミュージシャンの一人です。自分の土俵に巧く曲を上げていて、どういうわけか聴き厭きない希有なタイプだと思う。たぶんその潔さにあるのかもしれない。きっとそうだ。 |
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LIVE AT DEANNA’S / BRIAN CHARETTE TRIO (Soulsearch: ssm009) 2003 |
| Players: Brian
Charette(p), Matt Penman(b), Ari Hoeing(dr), |
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| Tunes: All the Things You Are, My Romance, Cheesecake, I Don’t Stand a
Ghost of a Chance with You, Solar, Don’t Explain, Stella by Starlight, Corcovado,
What Is This Thing Called, Love, I Got Rhythm, |
| 演奏はいずれもかなり出来上がっていると思いますが、それより何より、近頃これほど孤高感漂うライブ盤も珍しいような、エヴァンスのヴァンガード盤以来と言い切っても良いくらいです。客に聴く気がない?ジャズ・ライブ盤ほど素晴らしいものはない。演奏が進むにつれて、だんだん客の数が減っていっているのではないか、最後の曲が演奏される頃には、飲んだくれてテーブルに突っ伏した客や、客のいないテーブルには椅子が上げられて掃除のおばちゃんがモップで床を拭いているのではないかと思えるほどのライブ感覚を体感できる、まるで自分が目撃者のような・・、何かそんなイメージが頭の中にゆらゆらと浮かんですらくる。録音のレンジもそう思わせるに足るような音の捉え方をしているような。そんなグダグダ感が味わえる素ん晴らしいライブ盤で、鍵盤の上で指が開いたり閉じたりするよりは、上に行ったり下に行ったりする回数が多いのが気になるかもしれませんが、”All the Things You Are”だけを聴いてお帰りになっても、十分モトは取れると僕は思う。Brian Browne系を捜索中の方には是非。 |
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A-1
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SWING SESSION: LIVE AT THE JUNK (TRIO: PA-9725) ?
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| Players: Eiji Kitamura(cl), Satoru Oda(ts), Muneyoshi Nishiyo(tp), Ichiro Masuda(vib),
Kazuo Yashiro(p), Masayuki Ikezawa(b), Hiroshi Sunaga(dr), Martha Miyake(vo)*,
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| Tunes: Lester Leaps in, My Ideal*, It’s a Sin to Tell a Lie*, After You’ve Gone, These Foolish Tings, I Can’t Give You Anything but Love, |
| [AFTER
YOU’VE GONE]:言及したこともあるかと思いますが、ここで取り上げるアナログ盤B面1曲目をはじめ、とにかくミュージシャン全員が楽しんでいるライブで、こういうのは聴いていて飽きない。リーダー格の北村英治のクラリネットが緩急自在に抜群のフレーズを生みだすところはさすがで、ヴォーカルのバラード曲でもすぐれた間奏を聴かせる。また、八城一夫は変幻自在、ここではかなりホンキートンクで楽しさ溢れるピアノを弾き(最後の曲では「フニクリ・フニクラ」の一節が飛び出す)、須永宏のドラムと共にバンドのスイング感を支えている。あらためて須永氏のドラムには「上手い・巧い・旨い・美味い」と、どの形容詞をつけようかと迷うほどで、ブラシ・ワークは絶品と思う。 |
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A-2
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BLUES IN THE NIGHT / SONNY CLARK TRIO (TOSHIBA EMI: TOCJ-1618) 1958 |
| Players: Sonny
Clark(p), Paul Chambers(b), Wes Landers(dr), |
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| Tunes: Can’t We Be Friends, I Cover the Waterfront, Somebody Loves Me, Dancing
in the Dark, Blues in the Night(alt. Master), Blues in the Night, All of You, |
| [ALL
OF YOU]:ここのところDuke Pearsonに気が向いてしまっていたのですが、結局のところまた戻ってきてしまいました、といったところでしょうか。まあ両者とも良いのは間違いない。さて、これはブルーノート発掘シリーズCDの一枚として出たものですが、1500番台トリオ盤のコンプリートCD(Disc 2)に収められていた曲と重なっています。Sonny Clarkのピアノの魅力は粘っこさ(日本人にはわかりやすい「こぶし」)ですが、コード・フレーズ?とシングル・フレーズの按配が絶妙なところ、そしてその按配を生み出す、演奏する曲のテンポの設定にあると思う。また、いわゆるスタンダードと言われている曲のテーマを比較的「ちゃんと」弾いてくれるプレイヤーであるということもポイントを高くしている。 |
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A-3 |
GIRL TALK / TSUYOSHI YAMAMOTO (TBM: TBM CD 1859) 1987 |
| Players: Tsuyoshi Yamamoto(p), Akira Daiyoshi(b), Tetsujiro Obara(dr), |
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| Tunes: The Way We Were, Girl Talk, Gone with the Wind, Take The “A” Train, I Love
You Porgy, What Now My Love, Autumn in New York, |
| [AUTUMN IN NEW YORK]:演奏しているミュージシャンは多い。ただ、この曲はあまりヴァリエーションがなく、特にテンポの取り方に大きな違いが聞かれず、スネークマンショー的には「まあどれをお使いになっても同じような…」ことになり、「これ何ですか?」といえるようなむちゃ早いテンポの演奏は、例えばピート・ジョリーにあったりするのですが、これは既出なので、淡々としたそのシンプルさに弾かれる(魅かれる?)山本剛のこれを。結局、この曲はジャズ・ミュージシャンにとって何らかのコンセンサス(早く弾いたり遅くテンポを落としたりするような冒涜をこの曲に対しては犯さないといった)が共有されているのかもしれない。ビリー・ホリデイの名唱を汚すな、かな?といいながら、ここでのように途中でややテンポ・アップする演奏は聴かれたりするのですが…。 |